授業中、先生の話を聞いても全くわからなかった...


一ヶ月も休むと学校も全く違うとこをやってる。


それに、久しぶりに長期時間座ってるからしんどい...


寝て起きて横になっての生活をしてたから、学校ってこんなにしんどいものだっけ?って思ってしまう。


「芽衣...大丈夫?」


右からコソッと声が聞こえた。


「大丈夫だよ」


そう言って、自分に言い聞かせつつ紗彩に報告した。


「顔色悪いけど?」


「ちょっと...疲れたのかな」


ふふと笑うと、鼻に違和感を感じた。


鼻を抑えると鼻血が出てた。


「ティッシュ取るね?」


紗彩が出してくれたティッシュで鼻を押さえても、鼻血が止まらない...


「芽衣ちゃん、大丈夫?」


左から奏太くんの声も聞こえた。


「佐藤、大丈夫か?保健室、連れて行ってもらいなさい」


この時間、担任の授業だから助かった...


車椅子を押してもらい、保健室まで連れてってもらった。


「先生、芽衣が鼻血止まらないみたいです」


「あ、ありがとう紗彩ちゃん。」


保健室につくと、すぐベッドに運ばれた。


「鼻血止まらないね...気分大丈夫?」


「ちょっとしんどいです...」


「とりあえず、鼻血止めよっか...」


それから15分ぐらいたって、なんとか止まった。


「ちょっと久しぶりの授業だし、疲れたのかな? 昼休みぐらいまで寝る?」


「そうします...」


「主治医の先生に、一応連絡入れとくね?」


「はい、ありがとうございます」


布団を着せてもらって、目をつぶると、すぐに寝れた。、