「姉貴……」

「さっきから、呼んでるのに来ないし…」

「あ、悪ぃ…」

「その壁……懐かしいわねw」

「あぁ…」

「確か、夏樹が私の熊のぬいぐるみを取って…」

「ちげぇよ…姉貴が俺のぬいぐるみを取ったんだよ!」

「違うわよ…夏樹が私の」

「何喧嘩してるんだよ、蓮も琴も待ってるぞ?」
姉貴の後にいた葵が言う。

『ごめん……』