「あ、おかえり夏樹!」
リビングに姉貴が顔を出す。

「おん」
姉貴も葵の横に座る。

「蓮、琴向こう部屋にいてくれる?」

『は〜い』
走って隣の部屋に行くのを見届けた。

「話って?あ、ひなの事?」
思いあたることと言えばひなの事しかない。
葵も姉貴も深刻そうな顔をしていた。

「ひなちゃんどうだったの?」
2人とも首を縦に振り姉貴が代表として話す。


「心配しなくっても大丈夫だよ!
多分、この一週間の疲れが出ただけ…」
フゥ~と力が抜けたのかいつもの顔になっていった。

『良かった~』
本当、この二人もひなの事が大事何だな…。