医局でのんびりとコーヒーを飲んでいると携帯が鳴った。


pipipipipipi…


[はい…山本です!]


[お忙しい中すみません…雫です
今大丈夫ですか?]


[おぉ…どうしたの?]
珍しい、雫君からかけてくるの。


[今、ひーちゃんの学校にいるんですが…]


[そ、それで?]
何かひなにあったのかな?


[ひーちゃんが、38.4℃の熱を出してて…]


[分かった。姉貴いる?]
保健室にいると信じて聞く。


[はい!ひーちゃんを見てくれています]


[それじゃ、病院まで運んで…]


[分かりました!それでは…]
まだ途中なのに切ってしまう雫。