「こんにちは~♪」


いつものように挨拶をして中にはいる。


シーンとしている廊下に美夏の声は響く。


「お邪魔します~」


自分の履いていた、靴を並べて…ついでにひなの靴がある事を確認をした。


「いるね…ひな」
と美夏がこっそり葵に言う。


「うん!」
頷き、答える。


「ゲホッゲホッゲホッ…」
と音がかすかに聞こえた。


ひなの部屋からだった。


美夏と顔を見合わせて、ひなの部屋に行く。