「もし、しーちゃんが誘拐でもされたら」と考えていると

落ち着かず、ずっとウロウロしていた

「ひな、落ち着けよ」

「そうですよ。雫ならきっと大丈夫ですよ」

「う、うん」
葵も桔平君も、私を落ち着かせようとしてくれる。
でも、しーちゃんの顔を見るまでは……。

「あの...放送で呼びかけたので時期来るとおもいますよ?
歳もとしなんでこちらに向かっていると思います」
放送部の方にまで心配かけてしまっている