「ひなちゃん連れてきました山本先生」 後ろから視線を感じる… 「あぁ…ありがとう橋本さん」 橋本さんは俺に会釈をして診察室を退出した 「さて、ひなよく眠れた?」 見ていた検査結果のプリントを机に置きひなに向き直った 「うん」 「今回そんなに検査疲れたの?」 淡々と答えていくひな 「うん」 「それはどう言う事かわかってるよね? この前までのひなならまだ余裕があったよね?」 「......」 俯いて黙ってしまうひな