口づけを、もう一度。

 私は、楓に伴って、川の土手の道を歩いていた。


人通りはない。ちょっと会場から離れただけ

で、こんなに違うんだな……。

「ねえ、真由」

「何?」

「俺、楓が好きなんだと思う」

 なんとなく気づいていたけれど、それでも心

臓は高鳴っていた。

「……私も、楓が好き。」

 楓は、なんだかホッとしたようだった。