落馬事故からの一週間、セドリックは寝台の上で寝たきりで過ごした。
アデルは騎士団の訓練に出る時間を半分に自粛して、医師に指示された通り、できる限りセドリックを見舞った。
彼が起きている時は話し相手になり、高熱を出している時には額の氷嚢を替えることもした。
穏やかに眠っている時も、その寝顔を眺めることしかできなくても、アデルはセドリックのそばに付き添った。
一週間を過ぎた頃には、セドリックも寝台から身体を起こせるまでに回復した。
自室内で安静にしていれば痛みも治まるようだった。
話していても顔をしかめることは少なく、アデルもホッと胸を撫で下ろした。
セドリックの意向で、お妃選びパーティーも延期せずに予定通り開催すると聞いていた。
彼が城内を散歩できるくらいまで回復した時には、パーティーはもう目前に迫っていた。
準備に勤しむ城の召使いたちも、忙しない。
何か手伝えれば、と思いアデルが声をかけても、彼らは挨拶を返すだけで、急ぎ足で去ってしまう。
おかげで、準備の進捗状況は、アデルも詳しくわからない。
ただ人づてに『滞りない』と聞いているだけだ。
事故から十日後には、アデルも本格的に訓練を再開した。
セドリックの部屋を見舞うのは、お昼の休憩中や訓練後の夕闇の時間になってしまう。
しかし彼もパーティーの準備で忙しいのか、部屋を訪ねても不在のことが多く、すれ違いの日々が続いた。
アデルは騎士団の訓練に出る時間を半分に自粛して、医師に指示された通り、できる限りセドリックを見舞った。
彼が起きている時は話し相手になり、高熱を出している時には額の氷嚢を替えることもした。
穏やかに眠っている時も、その寝顔を眺めることしかできなくても、アデルはセドリックのそばに付き添った。
一週間を過ぎた頃には、セドリックも寝台から身体を起こせるまでに回復した。
自室内で安静にしていれば痛みも治まるようだった。
話していても顔をしかめることは少なく、アデルもホッと胸を撫で下ろした。
セドリックの意向で、お妃選びパーティーも延期せずに予定通り開催すると聞いていた。
彼が城内を散歩できるくらいまで回復した時には、パーティーはもう目前に迫っていた。
準備に勤しむ城の召使いたちも、忙しない。
何か手伝えれば、と思いアデルが声をかけても、彼らは挨拶を返すだけで、急ぎ足で去ってしまう。
おかげで、準備の進捗状況は、アデルも詳しくわからない。
ただ人づてに『滞りない』と聞いているだけだ。
事故から十日後には、アデルも本格的に訓練を再開した。
セドリックの部屋を見舞うのは、お昼の休憩中や訓練後の夕闇の時間になってしまう。
しかし彼もパーティーの準備で忙しいのか、部屋を訪ねても不在のことが多く、すれ違いの日々が続いた。
