セドリックの誕生日当日――。
王国騎士団所属の見習い騎士として、普段は城内の宿舎で生活しているアデルだが、週に一度の母の『ご機嫌伺い』の為に、アシュレー侯爵家本邸を訪れていた。
折しも父も戻っていた。
セドリックの誕生パーティーには出席するだろうから、帰りは一緒に戻ることになるだろう。
父の帰宅を召使いから聞いたアデルは、ぼんやり呑気にそう考えただけだった。
ところがそこで。
「お父様、お母様、どうして……!?」
アデルは母との挨拶もそこそこに、自室で多数の召使いに取り囲まれてしまった。
ギョッとして抵抗する間もなく身ぐるみをひん剥かれ、何が起きているのかもわからないまま、信じられないくらい豪華なドレスを着付けらた。
そして、召使いに腕を引かれるがまま、両親の待つサロンへ入ったのだが……。
今まで着たこともない、大きく胸元の開いたドレスを纏った自分を姿見に映したアデルは、ただ呆然とした。
きつく締め上げられたコルセットのおかげで、自分でも恥ずかしくなるくらい胸が隆起している。
普段は服に隠れて陽に当たることのない、真っ白な胸元がやけに目立ち、目のやり場に困るほどだ。
もちろん、ドレスを着せられただけではない。
美しく豊かなプラチナブロンドの髪は、緩くハーフアップに結い上げられ、顔はほんのりとメイクを施されている。
王国騎士団所属の見習い騎士として、普段は城内の宿舎で生活しているアデルだが、週に一度の母の『ご機嫌伺い』の為に、アシュレー侯爵家本邸を訪れていた。
折しも父も戻っていた。
セドリックの誕生パーティーには出席するだろうから、帰りは一緒に戻ることになるだろう。
父の帰宅を召使いから聞いたアデルは、ぼんやり呑気にそう考えただけだった。
ところがそこで。
「お父様、お母様、どうして……!?」
アデルは母との挨拶もそこそこに、自室で多数の召使いに取り囲まれてしまった。
ギョッとして抵抗する間もなく身ぐるみをひん剥かれ、何が起きているのかもわからないまま、信じられないくらい豪華なドレスを着付けらた。
そして、召使いに腕を引かれるがまま、両親の待つサロンへ入ったのだが……。
今まで着たこともない、大きく胸元の開いたドレスを纏った自分を姿見に映したアデルは、ただ呆然とした。
きつく締め上げられたコルセットのおかげで、自分でも恥ずかしくなるくらい胸が隆起している。
普段は服に隠れて陽に当たることのない、真っ白な胸元がやけに目立ち、目のやり場に困るほどだ。
もちろん、ドレスを着せられただけではない。
美しく豊かなプラチナブロンドの髪は、緩くハーフアップに結い上げられ、顔はほんのりとメイクを施されている。
