私は象がいいの。




一番恐れていた出来事が目の前に現れる。

そうもっとっも嫌いな・・・いや嫌いになった怪獣が
トイレの前に立っていた。

「おかえり」

この距離で聞こえないなんていうのは嘘ずぎる
僕は怪獣の声に時間はかけず

「ただいま」

そう言って言った事に後悔をする。  
おかえりなんて言葉とただいまという言葉が
セットなのに気づき 感情をこめていない僕には
自然にでた「ただいま」という事

そして親しい仲の者が交わすかのような言葉を
怪獣に言ってしまったこと。

怪獣は嬉しそうに

「なんか家族みたいでいいね」

だが残念。
彼女が言葉を発する時には僕はもう彼女とは距離ががあった

耳には届いているが ”聞こえてないふり”