「はい!おはよう!
皆も気づいていると思うが澤田が退院して
今日から学校を登校できるようになった。
色々と本人に聞きたい事あると思うが
そこは同じクラスメイトとして
静かに見守るように
そして退院はできたものの調子が
絶好調という訳でもない
いつ何かがある前に澤田が困っていたら
”助ける” という精神を忘れず澤田と
向き合っていってもらいたい」
担任が生徒に向けて言ったこの言葉が
僕のいつも通りの生活に鍵をかけることになった。
自然と視線が怪獣の方にいっていたのに気づく
怪獣は見られていたことを知ってたかのように
僕に ニコッと笑う。
僕は見て見ぬふりをして視線を戻す。
