私は象がいいの。




僕は門を潜り校舎の下駄箱へ向かう

変わらず怪獣は1人で後ろから
僕に話しかけている

分かってる。
いや聞こえてる…それでも僕は無視をする

ブツブツ言う声が遠くなったのを感じた

あまりにも無視され続けた怪獣の心は
耐えきる事が出来ず諦めたのだろう。

"無視" これがどれだけ僕にとって
強い武器になるとは思いもよらなかった
そしてまたそれが仇をうんでしまう事も

僕はこの時一瞬の判断で
高校生活を狂わせていくのであった。