♪ はーい皆おはよう〜
◎おはようございます〜
ちょうど門を潜る所では
3年生の学年主任が生徒に向けて言葉を投げる
その言葉に返すように生徒も答える。
風景はいつも通りなんだが
僕だけはいつも通りではない。
『そっか〜耳悪いのか…じゃあ君はとりあえずミミズなんかじゃ無かったね』
また訳の分からない事を言っている
もちろん僕の後ろにいる訳だから
怪獣の声は僕の耳にちゃんと届いていた
それでも相変わらず僕は無視を続ける。
クラスに着けば怪獣にも解放され
僕はまたいつも通りの日常へと戻る。
あと少しだ…あと少しだから
