ぼくたちのプライド

「『虚飾』のメモリ…これがこっちのメモリだよ。能力はコピーと変化」
「虚飾…?なにそれ、七つの大罪でも何でもないじゃない」
「だからいったでしょ?ちょっと特殊な成り立ちなんだよ、こっちは」
「それにしても、能力二つも持っているなんて…」
「持ちたくて持ったんじゃないよ、こんな能力…」

 本当に嫌そうな顔をしている。
 よっぽど嫌なことされていたのかな…?

「ああ、なんか気分悪くなったから部屋に戻る」

 いまにも舌打ちが聞こえそうな顔をしながら孔雀はどこかへ消えた。

「えっ!?消えた!?」
「あれは瞬間移動の能力ね、たしか…ほかの組のところの能力…」
「あー、やっぱり嫌だったのかな…」
「少しずつでもいいから、心開いてくれればいいのに…」
「いやでも、あのころと比べて十分心を開いていると思う。O2Jにいた頃よりかはな」
「そんなに…ひどかったんですか?」
「あ、ああ。まあな…あいつらのせいで孔雀は自分の在り方を取られたのとおんなじだからな」