大好きなのは君だけなんです!



「あ、ありがとうございます…」





「ん、電車は痴漢が多いから気を付けてね」






怖くて怖くて仕方がなくて、手の震えが止まらなくて。






そんな私に気づいてくれた彼はずっと手を握っててくれたんだ。






温かい手の温もりが自然と震えを止めてくれた。





電車を降りてから改めてお礼をしようとしたんだけどね。




「たいした事じゃないから。じゃあね」って言って去って行っちゃった。




一目惚れだったと思う。






恋に落ちるなんて一瞬。






些細な事かもしれない、たいした事じゃないかもしれない。





けど少なくとも私を助けてくれた彼のことが頭から離れなくなっちゃったんだよね。





そしたら、入学式で新入生代表の挨拶をしてるし、運命だと思った。






それが今に至ってる感じかな。






そんな、るい君との出会い話を思い出していた。