大好きなのは君だけなんです!



どうして、かぁ。






そっか、雅にはあの事言ってないもんね。





私がるい君を好きになるきっかけ。





それは些細な事だったけど、あのときの私にしたら本当に神様が降りてきたみたいな、そんな感覚だったんだ。







____2ヶ月前____





その日は入学式で真新しい制服に身を包め、期待と不安を抱えていた朝のことだった。






中学の時は徒歩通学だったから、高校に上がって初めて電車通学を始めたの。






ぎゅうぎゅうに押し込められる車内で一人のおじさんが私のお尻を触ってたの。






拒否反応もしてたんだけど、なかなかやめてくれなくて。





怖くて、声が出なくて、泣きそうになった時。






「おい、おじさん。なにこいつに触ってんの?俺の女に手出してんじゃねぇーよ」






そんな声がした。






そしたら今まで全然辞めてくれなかったのに一瞬で何処かに姿を隠して触られなくなった。