「リキ。私のこと好きでいてくれるのは
すっごく嬉しい。でも私がリキの好きになれるかわからない。
他の子と過ごした方がリキは幸せになれると思う。だから…」

「俺は別れたくない。」

リキは私の思いを察し、すぐに言葉をかぶせてきた。

「うん。でもごめん。
別れよう。」

「もし、俺のこと好きになったら教えてくれる?
俺はずっとミアのこと好きでい続けるから」

「…わかった。じゃあ、ごめんね。」


あっという間だった三か月。
九月のはじめ、リキとの交際が幕を閉じた。