アフタースクールラヴストーリー


「副崎、目を瞑って」
「え?」
「いいから」
「は、はあ……」

副崎が目を閉じる。
僕は副崎の唇に、静かに自分の唇を重ね合わせた。
長いようで一瞬の出来事だった。

「先生、これってどういう……」

僕が唇を離すと、副崎は目を大きく見開いて固まる。
桜の花が一片、僕らの上に舞った。

「これが答えだ。僕も大好きだよ、美奈」

春風が二人の間を通り過ぎる。
美奈はいつものあどけなさ一杯の、いや、その中に少しだけ大人びた笑顔を浮かべ、僕の胸に飛び込んできた。