「おはよう!」



私には小学校1年生の時に出会った
大切な親友”菜穂(なほ)”がいた。


トイレ一緒にいこ!という菜穂の一言で
私と菜穂は友達になった。


そんな私と菜穂の会話にも遊びの会話だけでなく
恋愛の話が飛ぶようになった。


「ねえ、好きな人できた?」


私は一瞬止まってしまった。


「うん、まあ・・・笑」

親友である菜穂に話すのはこれが初めてだった。


それから私は菜穂から質問攻めにされた。

「で、だれだれ~~~~?」


「雄平・・・。」

私は絶対反論されると思った。
しかし菜穂は

「え~~~やっぱり?いいと思う!」


意外だった。私は菜穂に好きな人を聞いた。

「菜穂は~晴也(はるや)だよ」


晴也は見た目が雄平と似ている。
だからさっき菜穂は反論しなかったんだと思った。


「告白してお互い付き合えたらダブルデート
 しようよ!!!」

夢の話だった。

しかし数日後、この夢の話のようだったことが
現実となった。