なんで私だけがそんなに責められているのか、雄平はなんであんなに笑っていられるのか、合唱団のみんなから変な目で見られていないのか不思議だった。 その時私の担任だった教師は授業中、 手を挙げても男子ばっかり指していた。 男子好きなのを思い出した。 そんなんじゃ何言っても無駄だと私は 思ってなにもかも自分が悪いと認めた。