練習はコンクールに向けてだった。
コンクールの課題曲も決まっていて
楽譜も用意されていた。

練習に初めて参加したときに見えた
先輩の楽譜はもう音符なんて見えない
ほど文字が書かれていた。

楽譜が文字だらけなのは初めて見た。
ボールペンを持って練習に参加した。

先輩がピアを弾き音取りが始まって
アドバイスをして書きこんだり
時には一人で歌わされた。

一通り音取りが終わると今度は
合唱団というものができた。