「そろそろ行ける?」

「髪とかしたら行けるよ」

そう言ってもぐもぐしながら櫛に手を伸ばす。

「俺がとかしてやるから食ってろよ」

「京介、お母さんみたーい!笑」

「「ハァ…」」

京介とお母さんのため息が重なった。