白い一冊のノート。


表紙を開き1ページめくると弱々しい手で
ゆっくりペンをはしらせる。





『 隣にはいつも君がいて。』





そんなフレーズから始まるこのノート。
これには私の夢がいっぱいいっぱい詰まっている。

君との将来を想像するだけで
すごく幸せな気持ちになれたんだ。


ふと、病室の窓から吹き込んだ風で
カーテンが儚げに揺れた。













今からここに綴るのは君に贈る私の夢。