また君に会いたい。

やっとのことで顔を上げて、上げなければよかったと後悔した。

散々あざをつくらされて、十分ほど後にはもう立ち上がれなかった。

「これで後悔した?」

馬鹿な奴、と吐き捨てた女子に憤怒が湧き上がる。

はらわたが煮えくり返る感覚に、こんな元気が残っていたのかと自分で自分に驚いた。

さすがに口答えする力は残っておらず、疲れた目でそれでも睨みつけていた。だが、無力な自分を蹴り回すのにも飽きたらしく、踏みつけた足に体重を載せて私の苦しむ様子を見ることに変わったらしい。

肋骨を締め付けるあまりの痛さに、噛み締めた歯の隙間から悲鳴が漏れた。

すると、ドアの向こうで物音がして、そのドアが開いた。

開いてしまったドアの向こうで固まっていたのは、秋山こよりだった。

「ご、ごめんなさ…」

震えるこよりの瞳がちらちらと私を向いて、そのたびに痛ましそうな顔をするが顔を逸らす。その仕草にほんの少し胸が痛んだ。