だって、恋愛小説では、そういう
誰もが目を奪われるくらいのイケメンって
性格がどす黒かったり、二重人格だったりするじゃない?!

だから、私はもしそんな人だったら…と
恐怖を抱いていたのだった。

私を見つめている視線にも気づかないまま、咲と私の人生初の一目惚れについて盛り上がっていた。