先生、僕を誘拐してください。




『俺を担当してくれようとした人が、事故で亡くなった人じゃないかな。だから朝倉くんは恋人の新しい生徒に嫉妬して睨みつけていた』

「嘘……」

『だから恋人かどうか知らないけど、あの事故の人に好意を持っているのに、先生に近づいたんだ。恋人が事故で先生のお父さんを殺したのに、平気で葬式に出たんだ。そして気にかけてる。俺はそれが許せない。気持ち悪い』


『おーい、蒼人のお姉さーん。驚かせてすいません。俺の話、ちゃんと聞いて下さい』

「あ、うん。ごめん、なんか色々奏の言動が納得いっちゃって。ああ、そうなんだなって」