*愛。*―あなたがくれたモノ―




でも、辞めた。

好きな女に悲しい顔ばっかさせて

なにがしてぇんだ俺?

って思った。

葵に笑って欲しかったのに‥。

好きな女の負担になるような男になりたくないし‥。

葵‥、いっぱいごめんな‥?

沢山傷つけたよな‥?
沢山傷ついたよな‥?


俺‥本当最低な彼氏だったけど、

最後くらいはいい彼氏でいてぇや‥。


だから、別れようぜ。」



‥達耶‥。

‥そんなこと考えてたんだね‥

‥そんなことも知らないで‥


‥葵の方が最低な彼女だよ‥






「達耶‥。達耶は最低な彼氏何かぢゃなかったよ。

葵ね、達耶が居たから変われたんだよ。
男と遊んでばっかだった葵に、

一人の男を愛すって大事なこと教えてくれたよ。

それに、達耶は優しいよ‥。


本当最後の最後まで優しすぎるよ‥。

‥っ、ズズッ‥。

へへ、泣くなんて卑怯だね‥。


笑って終わろうね‥。



有り難う達耶‥。



大好きだった‥。」