「愛って何なのかな…?」
「愛ってのは、相手の全てが好きなんだ。」
「全て…?」
「そ、全て。だから、相手を愛しいと思うんだ。
愛しいって愛って書くだろ?
相手の全てが好きなんだ。
弱い所も格好いい所も、
泣いてる顔も怒った顔も全部。
好きなんだ。
結婚式とかでも言うだろ?
病めるときも健やかなときもって。
どんなときでもって事なんだよ。
好きでいることを誓いますか?
じゃないだろ…?
愛し続けることを誓いますか?
だろ?
まぁ、あくまで俺はそう思うってだけだけど…。」
全てを好きになる…
きっともっと難しい言葉で言いたかったんだろうけど…
私には難し過ぎると思って簡単な言葉にしたんだよね…?
「ねぇ、海斗?葵、海斗が好きだよ。まだ海斗の全てを知らないから、
愛してるよって言えないけど…。
海斗の全てを知っても好きだって言える自信あるよ…?」
「俺も…。葵が好きだよ。俺も葵の全てを知ったって好きだ、言える自信ある。」
_

