中3春。私は恋をした。
相手はテニス部の男子。
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ピピピ……ピピピピピピ
アラームの音で目が覚めた。
今日も学校かぁ……
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私は、中3の美術部とボランティア部を両立する一応受験生である。
毎日学校が楽しみではなく。義務教育だからという理由で行っているだけであってほんとは行きたくない。
目立つリーダー的な存在でもないただごく普通の生徒である。
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いつからだろうそんな私がある人に想いを寄せていたのは。

三年の春クラス替えをした。
親友とはクラスが離れ愕然とした
たまたま初めて同じクラスになり隣になった男子がいた。長田琉音あだ名は【金持ち】
本人曰くあだ名が嫌らしいけどみんなそうよんでいる。
最初は話す仲では無かったけど
隣だからという理由であろう。
話すようになった。
それからか気になり始めていた。
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「山鹿プリント見してー!」
とか
「これ好きなの?」
とか
話している。
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そんな彼の笑顔をいつも思い出す。

席替えがあって、席が離れたことを
クラスメートの美紅に話した。
手紙で

私はいつも彼の横顔を見てる。

そうすると胸が痛くなる。


みんなに言われてしまう恋煩いではないかって。


その後だろ食欲がなくなっていたのは


私のあだ名は【ギャル曽根】
大食いだからでもそうな私が半分以上ご飯を残すっていうところで驚かれている。


たちくらみがする。

あまりかまってほしくない。

と思っていた時だろう。

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美紅が今日長田のこと無視したでしょ?と

え?記憶になかった
まさか……


気づかなかったの?
「山鹿ーって言ったけど?」

笑っちゃた





その瞬間だった立ちくらみで私はたおれてしまった。



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その後のことは思い出せないでも。


頭の中がまっしろになっていた。




彼の笑顔も忘れて。
太陽が、眩しく見えた