______ガラガラ
後ろを振り向くと、戸の前に士道先生がいた。
先生は少し驚いたあと、すぐにいつもの無表情になった。
しばらくお互いを見つめあって、沈黙が続く。
私は何を言ったら分からなくて、いつものように笑うことすらもできなかった。
だから、堪えられなくなって私は教室を出ようとした。
でも、先生が舌打ちをして、腕を掴んだ。
「……先生?」
「…お前、昨日見てただろ」
「っ…どうして?」
「音がした。あとお前らしい背後も」
「先生は…付き合うんですか」
距離が近い。だからか、自然と小声で会話をしていた。
「……付き合うわけねぇだろ」


