「んだったら、あとは一番いい笑顔で学校生活謳歌する。ただそうやって幸せになりゃいい」


そう言って先生は私の頭を強く撫でた。


「私、そんな風に…学校生活で笑顔…できるのでしょうか」


「あぁ。できるっつってんだろ?教師の言葉は信じろ」


「……はいっ」



普通に皆みたいな幸せを得たい。


笑顔でいられる喜びを得たい。


そう思った。


学校生活不安でしかなかった私の心に、先生は光をくれた。


初めて私を救ってくれた人。


初めて、心からの笑顔を望んでくれた人。


あの時から、先生は私の心にたくさんの新しい思いを芽生えさせてくれた。