「まさか…」


「でも、なんか…あの教育実習生は士道先生の教育実習生時代の生徒だったらしい」


「そうなのっ!?」


「うん。そういうのって運命じゃない?とかって女子が騒いでた」


「運命か…」


私もあの2人を見る限り、すごいいい雰囲気だなって思った。


何よりも…柊先生のあの顔は士道先生に恋してる顔だった。


それを士道先生が拒まないんだったら、私なんて必要ないよね…。




…だめだ。


こういう時こそ、笑顔でいなきゃ。


あの時の先生の言葉通りに。