バカというか…アホとしか言いようがねぇよ…。



そんなこと思ってたら…なぜか俺は彼女を無意識に抱きしめていた。




「先生…?」



「あんま、無理すんなよ。こーなったら、1位とって…いつものへらへら顔で帰ってこい」



「はいっ!」









そして…徒競走の時がやってきた。



あー、もうさっきの出来事は忘れてしまおう。



抱きしめたことも全部、全っ部だ。