超毒舌先生と笑顔ちゃん。

何が1位になったらデートに行く、だよ。



あんな約束すらしなければ良かったんだ。



彼女へのほんの期待だったのだろうか…。




いや…だとしても、しなくても俺はホントに馬鹿だな…。





「……私、戻ります。そして、徒競走にも…出ます」




「は?何言ってんだよ、足結構な傷負ってんじゃねぇか。もう、徒競走は諦めろ」



「諦めたくありません!」



「…でも、徒競走で1位でも結局はデートはなしなんだぞ?走る意味ないだろ?」