「先生、お願いがありますっ」



「嫌だ」



「私とデートしてください!」



「嫌だっつってんだろ」



「どうしてですか!?」



「決まってんだろ、お前は生徒だ」



「じゃあ、生徒じゃなくなればいいんですか?!今から退学届出してきますっ」



私が走り出そうとしたら、先生は首元をグイッと引っ張った。



「ふざけんな」



「え、もしかして…私がいなくなると寂しいからですかっ?」



「いや、お前はバカに頭いいから…優秀な生徒が退学したとなれば俺が咎められんだろ」



「えぇ…」