好き。だけど…

頭の整理がつかないまま私は白井くんと向かい合わせになっている。
場所は、、、、教!室!

どの学校にも呼び出しに最適な場所というのはあるのだろうけれど入学したてなのでそんな場所も分からないのだろう。

クラスメイトの皆さんの注目をあびながら白井くんは喋り出した。

「あの、これ、、、、」
と言い白井君がポケットから出したのは私が通学カバンに付けていたはずのキーホルダー。

「えっ、、、」
私が戸惑っていると

「ちっ違うんです!俺が奪い取ったんじゃなくて!俺にもたれかかった時に落ちたから、、。
渡そうとしたら走っていっちゃったんで。」

あ、なるほど、、、。

「ありがとうっ!これ友達とおソロで大事にしてたの!」

あ、あと、、。

「今日もたれ掛かってごめんなさい!あと、逃げてごめんなさい!」

「あーそれはもう大丈夫だよ
だからさ、顔あげよ?」

たしかにうつむいたままじゃ困るよね、、。

「はいっ顔上げます!」
私は変な宣言をし、思い切って顔を上げた。

そこには間近で見る白井君の顔。

数秒お互いフリーズした後、
白井くんは笑顔で ははっ と笑った。

私はその笑顔に胸がキュンと高鳴るのを感じた。