「はあぁぁ~あ!!!!」



大きな声を出した後、
背後に気配を感じた。


振り返ると、
そこにはカズキくんがいた。



「何、オバサンみたいな声出してるんだよ!!」


「酷い~!!
オバサンじゃないよ!!」



夕日に照らされたカズキくんの髪が
潮風で軽くなびく。


小さく笑うカズキの瞳は、
キラキラと宝石みたい。



……カッコ良いな。



さっきの女の子たちの話によると、
カズキくんのファンが一番多いらしい。



その理由、
わかる気がする!!


ワイルドな雰囲気だけど、
綺麗な顔とカラダ。


海が似合うもんね。