「……とりあえず、
アタシは相手のことを知らないと
無理だから…ごめん!」



コウタくんの横を
急いで通り抜け、
アタシは砂浜に飛び出した。



はぁぁぁ~(~_~)
何で、ドキドキしてるんだろう…。


別にコウタくんのこと好きなわけじゃないのに。


あ、そっか…
アタシ、男の子から好きなんて言われたの、
初めてなんだ(*_*;



海面はオレンジ色に染まり
静かな波が立つ。


そんな海を見ながら、
アタシは両手を上げ、
グッと伸びをした。