どちらのチームもマッチポイントになった。


相手チームからのサーブ。


ここで、取らないと…
この勝負負けてしまう。



太陽に照らされて熱くなったボールが
北高のコートに飛んで来る。


それをケンくんがレシーブ、
カズキのトス、
ケンくんのスパイク!!


ボールは勢い良く、
相手チームのコートに打ち込まれるが、
相手チームも必死にボールを追う。


そして、
スパイクを決まる。


走って追うケンくん。


……でも、
ボールはそのまま、
砂の上に落ちてしまった。