「アイスキャンディー

     いかがですか~」



太陽がカンカンと
照り付ける真夏の海辺で、
アタシはアイスキャンディーを売っていた。


首から発泡スチロールの箱をぶら下げて、
金を鳴らしながら歩く。



「お姉ちゃん!!
アイスちょうだい!!」



三つ編みが似合う可愛い女の子が
100円玉を持ってやってきた。