「麻衣、おかえり。空ったらずっとうじうじしてて鬱陶しいんだけど!どーにかして!
私は流星探しに行ってくるから」
「あはは…、流星ならさっき階段のとこで女子たちに捕まってたよ」
「そんなことだろうと思った。空は頼んだからね」
なんだよ、星蘭。
俺は邪魔者かよ。
まぁ、麻衣が帰ってきてくれたからいいけど。
「麻衣…告られたりしてないよな?」
「してないしてない!やっぱり、文化祭の連絡だった」
「はぁーーーっ、よかったぁー」
「…空、嫉妬してた?」
「当たり前。麻衣は俺の…か、彼女なんだから」
「ふふっ…。なんか恥ずかしいな…」
「俺の方が恥ずいからっ!」