すると後ろから声がした。 「麻衣っっ!」 …空、くん…? 空くんは私にゆっくり近づいて、 ちょっと俯きながら私の手に触れる…。 「…行くなよ…」 そ、空くん…? 空くんのその顔は真っ赤で…。 「あの…っ、私…。空くん…?」