*** ピーンポーン。 「…ん」 いつの間にか寝てしまっていた私。 インターホンが鳴る音で目が覚めた。 「はーい…」 私は玄関のドアを開ける。 「…あ、麻衣」 そこにいたのは、空くんだった。 「そ、空くん⁉︎…なんで??」 「体調悪くて帰ったって聞いたから。大丈夫?」 もしかして、心配して、来てくれたの…? なんか、嬉しい。 「うん、ありがと。…でも別に、熱があるわけじゃないの」 「え、そうなの?なんだ、よかった。」