「遅れてごっめーん!」




空くんの声を遮ったその声と同時に屋上に入ってきたのは、星蘭だ。




「…あれ?二人とも、どしたの?」



「星蘭…、後で覚えてろよ…」



「わ、ごめん…、タイミング悪かった…?」



「そ、そんなことないよっ、星蘭、ご飯食べよっ!!」






…そんなわけない、そんなわけない…、







『俺は、麻衣のこと…』






…好き…?








そんなわけないってば!!!!







自惚れるな、私。





自惚れるな、私…。