和也side

朝の回診に来たら陽菜はもう起きて待っていた。

陽菜「和也、おはよう。」

和也「陽菜起きてたのか。おはよう。」

陽菜「起きてたよ。なんか早く目が覚めちゃって。」

和也「そっかぁ。ちゃんと大人しくしてた?」

陽菜「してたよ。だって退院したいもん。」

和也「そうだったね。じゃあ早速診察しようか?」

陽菜「うん。」

和也は聴診器を胸に当てながら様々な場所に動かしている。

和也「陽菜、吸って、吐いて。もういいよ。」

陽菜「どうだった?」

和也「顔色も悪くないし雑音も聞こえなかったから退院していいよ。」