和也side

和也「陽菜ちゃん。」

陽菜ちゃん「和也先生?」

和也「陽菜ちゃん、大丈夫?」

陽菜ちゃん「ここどこ?」

和也「陽菜ちゃんのかかりつけの病院だよ。じゃないと俺いないでしょ。」

陽菜ちゃん「そうだね。私......」

和也「陽菜ちゃんは体育の授業の時にランニングしてて倒れたんだよ。覚えてない?」

陽菜ちゃん「あんまり覚えてない。」

和也「そっかぁ。」

陽菜ちゃん「和也先生ごめんなさい。」

和也「何が?」

何に対して謝っているかは大体見当がついた。

だけど陽菜ちゃんの口からちゃんと言って欲しかったから知らないふりをした。

陽菜ちゃん「和也先生に体育の授業出ちゃダメって言われてたのに出ちゃったから。」

和也「どうしてダメって分かってるのにでたの?」

陽菜ちゃん「最近、喘息の発作もおきてなかったし、体の調子も良かったから。」

和也「そうだったんだね。話してくれてありがとう。だけど陽菜ちゃんの体はいつ喘息の発作がおきたりしてもおかしくないことなんだよ。だからこれからは体育の授業に参加したらダメだよ。陽菜ちゃんが苦しい思いするだけだからね。」

陽菜ちゃん「はい。ごめんなさい。」

和也「分かったならいいよ。」