みんなは優しかった

弧を描いた輪の中に
入らせてくれた

みんなは遠くなった

あんなところでつまずいたばかりに

一人を除いて冷たくなった


恨みや憎しみを生んだ
消せない旅も
止まない声も

だんだん静まっていって
晴れの空気を
懐いた面影を

照らせるようになる
求めるようになる


大きいんだ
あなたのすべては

数知れぬ人々が
避けていく中で


次はわたしが守る


いつ途切れるかわからない約束を掲げ

何よりも熱く
時代の翼を燃やしたい