作中に氾濫しているラテン語の訳です。ラテン語は苦手な言語なので、間違いもあるかと思います。見つけた方は、ご連絡をいただけると嬉しいです。

 P8

Hic sapientia est. Qui habet intellectum, computet numerum bestiae.
Numerus enim hominis est: et numerus eius est sexcenti sexaginta sex.

知恵はここにおいて必要とされる。知識ある者は獣の数を数えよ。その数は人の数をさし、その数は六百六十六なり。

これは、使徒ヨハネの黙示録の中の有名な一文です。
某映画のせいなのか、666は悪魔の数字と言われたりしますが、正確には獣の数です。
この数字の意味に関しては、今のところ皇帝ネロを指すというのが有力みたいです。

Apocalypsis B. Ioannis Apostoli 
使徒ヨハネの黙示録

Altera bestia
地上より起こる獣

Amoto quaeramus seria ludo.
冗談はさておき、真面目な話をしましょう



 P172、173

et dimitte nobis debita nostra,
sicut et nos dimisimus debitoribus nostris;
et ne inducas nos in temptationem,sed libera nos a malo.

わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。

文章中で使ったのは、新約聖書のマタイによる福音書、6.9-13、主の祈りの一部です。
主の祈りは、ルカによる福音書、11.2-4にもあるのですが、こちらは短く、
一般的にはマタイの方が使用されているため、私もそちらを使用しました。
日本語訳は有名なのでご存知の方も多いと思います。