あのあと、一緒に帰って、

電話番号を交換したんだ。

「えっと、090−....」

ピッピッ

プルルル‥プルルル

ガチャ

「はぃ、前原です」

「あ、前原さん、僕です。前田幸です。」

「あっ前田くん!」

嬉しそうに言ってた

「前原さん、あの、ほんとにいいんですか?」

ちょっと心配だった

「好きだから、付き合ったのよ」

「...そうですよね」

「あぁぁー、恥ずかしいぃ」

とても小さい声で言った。

「クスっ」

僕はおかしくて笑ってしまった

「あっ笑ったでしょ」

ちょっと怒ったように言い

「あぁ、ごめんごめん」

「はい、いーですよ」

あぁ、可愛いな。

もっと君のことを知りたくなった。。

「あの、もっと、前原さんのことを知りたいです。

今度、どっかにでも行きませんか?」

いきなりのデートに誘ってしまった。

「おっ、デートのお誘いですか?」

ちょっとおちょくるように言う

「はぃ、そうですよ」

「行きましょう!」

「今週の日曜空いてますか?」

「空いてますよ」

「なら、日曜の午後1時。〇〇駅の前で、」

「りょうかいです」

あぁ、嬉しくて暴れちゃいそうだ。

「じゃあ、もぅそろそろ寝るね?」

眠たそうにいった

「あ、うんおやすみ」

「おやすみ」

ツーッ...ツーッ…

はぁ、喋ってるうちに緊張感なんか忘れてた

不思議だな。